2020.6.1
drawing
UCHU wagashiがいちばん初めに作ったお菓子。
UCHU wagashiは新しい和菓子を作りたい。という思いからスタートしました。でも「新しい」って何だろう?形が新しい?味が新しい?どんなに新しくても、落雁らしさがなくなっては元も子もありません。こんなにモノが溢れた世界で、新しいと感じてもらうことも簡単ではありません。落雁が文化的な和菓子であるまま、魅力を再認識してもらう試みです。生み出すまでにたくさんの試作と苦労を繰り返したdrawing、UCHU wagashiにとっていちばん思い入れのある商品となりました。
drawingができるまで。
伝統的な和菓子の多くは、自然や季節をモチーフにして作られています。単に食べるだけではなく、「見て感じるお菓子」として、長く親しまれ発展してきました。自分でデザインできる和菓子があったら、とてもクリエイティブで新しい和菓子になる。「見て感じる」という和菓子に、もうひとつ「デザインする」という要素が加わりました。デザインができるという要素をお菓子である以内にうまく収めることが次の課題。そこでピースを扇型だけにすることにしました。丸や四角、いろんな形のピースがあれば作れるかたちも増えるけど、あえて作れるものを限定する。かたちを作ることに一生懸命にならず、季節を見ること、表現することを楽しんでほしい。
パステルカラーについて。
drawingは6つのパステルカラーを使っています、とても繊細な色です。濃い色はお菓子として口に入れたくない、薄すぎると元気が無くて、並べても印象が弱く楽しくない。その中間の微妙な色味を日々、細心の注意を払いながら作っています。1日に何千個も作っていると、少しづつ色が濃くなったり、弱くなったりしてしまいます。何回も見本色と合わせながら、いちばんいい色のお菓子を作ります。
和三盆糖はこわれやすい、角があるなんて落雁にはありえない!?
和三盆糖の落雁はとても繊細です。指ですっとなぞるだけで柄が崩れてしまうほどです。その繊細さがくちどけの良い秘密です。drawingには角があります(それも3つも・・・)。それに加えて、UCHU wagashiの商品の中で最薄の5mm。壊れにくい固さと口どけの良さ、ギリギリの固さを職人の技術が実現しています。
価格|20個入り 780yen
セット内容 | 青、ピンク、紫、白、黄色、緑
賞味期限 | 製造日より30日間
パッケージのサイズ|100mm(縦)×100mm(横)×20mm(高さ)
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