fukiyose

UCHU wagashi 代表の木本です。今回はfukiyoseの紹介をします。よく名前の意味を聞かれるんだけど、漢字で書くと「吹き寄せ」。色づいたとりどりの紅葉が風に吹かれて1カ所に集まった様子を意味します。言葉ひとつに風景が思い浮かぶ俳句のような言葉で、すごく素敵な表現です。UCHU wagashiの世界観を小さな箱の中に詰め込んでいる人気の商品、春夏秋冬とそれぞれのデザインがあります。


僕が新しいことを考えるときは常に、外国人が日本文化を傍観するようでいたいと思っています。距離をもつことで物事を直感的に受け入れられるし、客観的に考え行動できるようにいたいからです。ものづくりは難しく考えないで、なんか楽しそう!やってみたい!という好奇心が何よりも大事。これが簡単そうだけど、実はいちばん難しい。UCHU wagashiの商品の中でも特にfukiyoseが力を入れず、楽しくデザインできた商品です。


金平糖にもこだわっています、大きな窯で蜜を何度も足して時間を掛けてつくる金平糖。質の良い金平糖には角(つの)がしっかりあります。だけど角がしっかりしてると、箱詰めが難しくなります・・・。金平糖で落雁の回りを埋めるのは、すごく時間が掛かるし、当初は箱詰め担当の人にすごく嫌がられました・・・。ピンセットを使って金平糖を一つずつ動かして埋めていく。まさかお菓子の箱詰めにピンセットを使ってるなんて誰も分からない苦労です。パッケージを箱からプラケースにしたり、金平糖のサイズを調整したり、いろいろ試行錯誤して、いまは金平糖もオリジナルで作ってもらっています。

ことしも夏限定のfukiyoseの販売が始まりました。涼しげで夏らしいデザインです。ぜひこれから夏のギフトにお使いください!


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